【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:【Q&A4ヶ月目】
事前に損保社の指定する病院のカラクリを知ることで,さまざまな問題を回避できます。
昨晩、知人の看護士からラインをもらった。どうやら交通事故で入院していた患者さんから手紙をもらったらしく抜粋すると中身はこうだ。
「結婚するのは諦めた。彼氏にも振られた。こんな身体で受け入れてくれる人はいるのでしょうか。
入院中の感謝の意と自分自身の身体のへの不安、将来への不安、さまざまな不安に襲われて、絶望し、思わず知人に漏らしてしまったのだろう。
ラインを何べんも読み返し、その依頼者の心の声に触れて、その女性の失ったものを深く想像してしまった。
たった一つの交通事故によって、当たり前にあるはずだった幸せが失われたこと、後遺障害と一生付き合っていかねばならないこと・・・・・。
本当に被害者の置かれた状況やどのように感じたかを知らずして、どうやって賠償額が決定できるのだろうか?
被害者のこのような心の声を一切無視し、賠償額の決定に心の声を反映させないシステムそのものに疑問は膨らむ一方だ。
事故から4ヶ月
ぼく:「今月の休業損害払ってもらっていいですか?」
損保社員A:「いつごろに働くおつもりですか?」
ぼく:「医師しだいです」
損保社員:「・・・そうですか。」
ぼく:「医師と相談してからになります。」
ぼく:「はい。」
損保社員:「医師はなんといっていましたか?」
ぼく:「医師によって三者三様です。」
損保社員:「1回書類に目を通したいので、またの連絡になりますがお時間の方はいつ頃がよろしいでしょうか?」
ぼく:「いつでもいいです。」
損保社員:「わかりました。再度ご連絡させてもらいます。」
翌日、損保会社より連絡入る。
損保社員:「書類に目を通させてもらいました。それでですね、相対的に判断したところ、他の病院でみてもらうことも必要かと思うので指定の病院で診てもらっていいですか?」
ぼく:「いいですよ!ドコに行けばいいですか?」
損保社員:「〇〇市にある△△病院です。」
ぼく:「わかりました。明日にでも行ってきますよ!」
損保社員:「働けるのか、聞いてみてください!」
ぼくはその日の夜デキスギ君に電話をかけた。
ぼく:「指定の病院で診てもらえっていわれたよ!」
デキスギ君:「それは損保社がよく使う手口だよ! 損保社は病院に対してかなりの客を紹介して病院は儲かる。もちろん病院側はこれからも客を連れてきてもらいたいから損保社が有利になるようなキワドイことをいう。そして損保社も儲かる。」
「営利関係で結ばれている以上は損保社の味方とみて間違いない。」
「法律に触れないのなら、というか、捕まらないのなら道理に反することでもやる。」「だって営利を目的とした企業だし、不払い件数がいい例だよ!」
「約款にも書いてある以上断れないしさ!」「そんな時はボイスレコーダを持っていけばでも大丈夫!」「「レコーダを目の前に、損保社よりの適当なことは言えないからさ!」
ぼく:「なるほど!!ボイスレコーダを置く理由としては自分の症状を事細かく聞いておきたいからって言えばOKだね。」
こうしてぼくは損保社に指定された病院へむかったのだった。
医師:「ドコが痛いの?」
ぼく:「首、左手です。」
ぼくの身体をグリグリ回す。
ぼく:「痛いです!もうちょっとやさしくできないのですか?」
医師:「ちょっと握力を計測しようか」
ぼくは力いっぱい握った、結果、右:40、左:15
医師:「はっ?もう1回やってみて」
ぼく:「やはり一緒です。」
医師:「ちゃんとやって!」
ぼく:「ちゃんとやってとはどういう意味ですか?」「こんなにやる必要あるのですか?」「何回もやる必要がある場合、文章として簡潔に診断書へ記載してください」
医師:「・・・そっか~15kgしかないか~」
ぼく:「損保社から働けるのかどうか聞いてきてくれっていわれています。」「ぼく自身無理すれば働けます」
「ただ、無理して働いて治療が長引いたり、後々に症状が残存とか非常に困るのですけど、働けます?」
医師:「う~ん・・働けるのであれば、そうしたほうがいいしね!何の仕事?」
ぼく:「介護です。入居者の介助全般です。」
医師:「日常で支障はある?」
ぼく:「やってはいないので分りませんが、痛みやシビレで恐らく針で刺されても気がつかないと思います。」
医師:「そっか~・・・じゃ~むりしないほうがいいね。」
ボイスレコーダの威力、恐るべし!
損保社へ連絡いれ。
ぼく:「医師から働かないほうが良いっていわれました。」
損保社員A:「そっそっそうですか・・・。」
ぼく:「払ってもらっていいですか?」
損保社員A:「分りました・・・。」
続く。