【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!

通院をキッカケに直面するさまざまな,問題を解決します

【フランスを見習うべき】なぜ日本はアンタッチャブルなの?【体験談】

諸外国を見ることで様々なものが,見えるものとは?

 

 

(1)現在のフランスを知ることで,見習うべき勉強になること

(2)時代錯誤化している日本

(3)自賠責保険料金の謎

(4)保険金不払い,なぜ騒がれない?

(5)まとめ

 

 

当初フランスは、ここ日本と同じように、昭和14年に作られた「労働災害算定表」に準拠して後遺障害の認定を行っていた。

しかし、昭和52年に新たに「普通法による後遺障害算定表」を導入したのだ。

フランスのスゴイところはこうだ。

昭和14年「労働者災害算定表を基準にすることは以下のようないくつもの理由により間違っている」

と明確に「労働者災害算定表」拠ることを否定したのだ。

そして、同時に昭和57年のフランスの労災公式算定表には「法定での、普通法による損害査定としてはいかなる形にせよ査定規範の参照とはならない」

と明記し、国家として「交通事故賠償を労災基準に準拠」を否定

昭和60年「交通事故法」制定

(交通事故被害者の賠償を迅速かつ適切に特化)

制定改革を行ったのである。

まず交通事故に対した独自の算定表を作成、より適正な後遺障害認定を実現したのだ。

また審査に当たっては査定医制度を設け、交通事故事故による人身損害を専門にする法医学者である専門医が査定を行いより公正で妥当な認定が行えるようにしたのだ。

あっぱれだ。

まさにフランスは交通事故における先進国であり、それと比較することによって日本の交通事故賠償がどのような点で、どれほど遅れているかが、明らかになる。

いずれにしても諸外国は時代の変化と要請に対応し、被害者保護の為に国を挙げて取り組んでいるのだ。

(2)時代錯誤化している日本

自賠責保険と任意保険の2段階による補償では、加害者が任意保険に加入していなければ、被害者は、現実的に自賠責保障額を超える賠償金を得ることはほぼ不可能だろう。

 

では、なぜ2段階の保険制度を現在に至るまで維持しているのであろうか。加害者が、たまたま任意保険に入っていてくれた場合の被害者は運が良くて、そうでない被害者は運が悪い、と言いたいのだろうか。

 

仮に任意保険に、加入していたとして、一般的に賠償金額は、低い順に、自賠責基準と任意保険基準、裁判所基準で決定される。 この3つの基準で決定される。この3つの基準が存在すること自体僕らは知らないのだ。

 

交通事故の示談交渉を一手に引き受けている損保会社は、なるべく低い賠償金で収めようとすることはすでに述べた。被害者は、結果として納得できない賠償に甘んじるしかないという事態がおきる。

 

さらに、交通事故の損害賠償は、将来の賠償(仮に死亡までに受領出来たはずの給料など・・・)について、今現在受け取る性格である。先んじて支払いを受けたお金は運用することも可能であるから、運用益を控除するという扱いを裁判所は行っている、示談もしかりだ。

 

ところが、最高裁によれば、その運用利率は民法法定利率、つまり5%であるとしているのだ。

定期貯金利率が0%台の令和,年5%で財産を運用できている人はどれほどいるのだろうか。

賠償金を預貯金として置いておく限り、必ず想定よりも早く賠償金を使い切ってしまうのは僕だけだろうか?

 

 

(3)自賠責保険料金の謎

 

神戸の公営バス事故,公園で幼稚園児に車が突進,先生の機転で回避,あっぱれだ。

交通事故は本当嫌ですねw

私たちが何気なく当たり前に払っている「自賠責保険料金」について軽く触れておきます。

強制的に徴収されていた保険料が上がったり、下がったり,

「自動車損害賠償責任保険審議会」により引き下げ決定しました。

との理由に

「自動車事故の減少や保険料の運用が推移したためで・・・」

確かにある。

言っていないこともあるだろう?

結論を先にいう。

 

「もともと保険料を無駄に取りすぎている」のだ。

明るみになってしまったり諸々事業があるのだろう。

 

いつの時代も知らないところで「お金を得ている」人がいるのだろう。

そもそも自賠責保険は救済目的である。

私腹を肥やしたり、利益にしていないことを願う。

「自動車損害賠償保障法、第25条」

「責任保険の保険料率及び責任共済の共済掛け金率は、能率的な経営の下における適正原価を償う範囲内で出来る限り低いものでなければならない」のである。

 

利益や赤字にならないようにしているはずですが・・・。

 

もちろん決めるのは金融庁ですが,

案をだすのは「損害保険料率算出機構」なのだ。

 

 

(4)保険金不払い,なぜ騒がれない?

 

このように思ったことありませんか?

「不払いは詐欺ではないのか?」と、

残念ながら詐欺には当たらないのだ。

裁かれる法律が違う為に100億円の不払いをだしたところで捕まらないのだ。

ひどい話だ。

大した罰則もないのだ。

「金融庁が見直しを指示?」

聞いてあきれる。

聞き飽きた。

マスコミも金融庁発表以外はおとなしい。

何故だろう。

何故なんだろうか?

考えられるのは1つしかない。

そう「スポンサー」の存在だ。

これしかないのだ。

損保会社による

・一方的な過失割合

・低対応

・不払いなど

その問題は「民法709条」にあるのだ。

「民法709条」とは

「故意又は過失によって他人の利益又は法律上、保護される。

利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」

ということです。

法律上、損害賠償を請求する根拠は「民法709条」ですが、

これらを立証する責任者は被害者なのです。(過失責任主義)

簡単な話、被害者は過失,故意を立証しなければいけないのです。

損保社員に難癖を付けられたら時(民法709条)

1,加害者に故意または過失がある

2,不法行為によって他人の権利を侵害したこと

3,損害が生じたこと

4,不法行為と損害に因果関係があること

上記4点を立証してください。

 

 

(5)まとめ

 

一部だろう損保社員は仕事熱心?は金融庁から指導を受けてもお茶の子さいさい、ってなもので一向に改善されません。

僕個人の意見は「金融庁により徹底的に根本的な見直しをしない限り、さまざまな問題

点は改善しない」言葉を通り越して思います。

 

 

残念ながら不払い発覚後もマスコミもいえないのでしょうかね~・・・。

教育番組もさほど騒ぎませんでした・・・。

正直、僕もそれがいいことなのか悪いのか、雲の上の話すぎて分りません。

ただ言えること,それは被害者のことを諸外国のように見直してもらい弱者を叩くのではなく,尊厳とはいいません、しかし尊重してほしいです。

殻に閉じこもったり絶対にしないでください!

 

ぜひ1か月目30記事を読んでもらい2か月目に突入してもらえれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!【異議申し立て②】

交通事故の被害者は国策災害として一刻も早い制度設計を整えるべき

 

 

 

 

 

とある整形外科医(37歳)が重度の交通事故に遭ってしまい

その結果、後遺障害を12級と認定された。

しかしそれを不服とし、

異議申し立てをした。

 

 

そりゃそうだ。

就労に支障をきたしてしまったのだ。

 

 

 

結果からいうと非認定。

 

「サルに木登り」

「お釈迦様に説法」

というか。

そもそも専門職ゆえに素人にとやかく評価されることじたい

癇に障っただろう。

 

ましては今まで普段通りとはまったくマ逆の

診断書を作成する立場だ。

同感だ。

 

 

 

残念な話だ。

 

 

 

これくらい損害保険料率算出機構における認定基準のハードルの高さがハッキリわかるだろう。

 

 

認定とはそれくらい狭き門なのだ。

 

 

医師は

認定基準において

医師のいうことは絶対的な立場のはずなのだ。

その心の叫びを抜粋するとこうだ。

 

 

 

「わたしは整形外科の医師です。確かに現在は、朝勤務先の病院出勤し夜帰宅する、という事故前の勤務体制に戻っています。

 

しかし病院における仕事の内容は以前と全く異なるものです。私の記憶障害は事故直後よりは格段に改善したと思います。

 

 

しかしながら、その日の日付けが覚えられずカルテへの記載のたびにカレンダーを確認しなくてはならない、外来で何度も会ってる患者さんの名前・顔・病名を覚えていられない、入院中の患者さんの病状を忘れてしまい、回診のたびにカルテを確認しなくてはならない、業務上の重要な伝言を忘れてしまう、その日の午前中にあった出来事を夕方には思い出せない、など、医師にという職業にとって致命的となりかねない症状が在存してしまいました。

 

些細なことも可能な限り手帳に書きとる、ボイスレコーダで患者さんの(原文まま)とのやり取りを記録する、といった作業の繰り返しです。

 

その患者さんの病態の詳細を覚えることができずに事故前の手術は行うことができません。

 

比較的簡単な手術のサポート役甘んじる他ありません。病院側の配慮で以前と同条件での復職となっていますが、実際には以上のように事故前とはまったく異なる就労状態となっていることを再度ご考慮いただけることを切に願っております。」

 

 

原告:(男、37歳、整形外科医)脳挫傷,肺挫傷,左鎖骨骨折,左

腎破裂,慢性硬膜下血腫

記憶障害(12級)複視(12級)=11級となる。

 

 

 

 

実態を浮き彫りにし中身の濃い手紙だ。

しかしその声は届かず、異議申し立ては非該当

11級のままなのだ。

 

 

言葉もない。

大学を卒業して医師免許を習得し数年が経ち、さてこれからだ!

ってタイミングでだ・・・・・。

 

 

言葉もない。

無念だろう。

 

 

不都合があるのか?

 

ある議員が口を曲げながら必死に年金問題の報告書を煙に巻こうと、

あからさまな答弁を繰りひろげていておおいに不安ではあるが・・・。

 

こちら交通事故、被害者救済も絶対的必死に取り組んでもらいたいものだ。

 

スウェーデンのような社会保障な制度設定に向かうのか、

あるいは当事者間の不法行為賠償の維持を尊重しているフランスのような制度設定が妥当なのか、ぼくには分らない。

 

 

ただ、分ることはいずれにしてもこのままの日本の交通事故における賠償制度ではいけないということだ。

 

 

新たな制度や運用の仕組みを真剣に考え、

被害者に見舞われた医師のような被害者を国家政策の被害であると位置付けるタイミング、時期ではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!【高次脳機能障害・PTSD】

  • 高次脳機能障害
  • PTSD(心的障害・トラウマ)
  • まとめ

 

 

 

たとえばあなたの配偶者や子供が不幸にして交通事故にあったとする。

幸い大きな外傷もなく、頭を打ったようだが病院で検査をしても特に大きな異常は認められなかった。

 

ところが、しばらくして様子が変わってくる。

以前に比べ動作が遅くなり、話し方もぎこちない。

情緒不安定になり癲癇を起こしたりする。

 

以前の明るい性格が消えてしまい、やたらと怒りっぽくなったり、神経質になったりして、まるで別人のようになってしまった・・・・・。

 

家族の誰かがこのようになってしまったら、とても心配で不安になるだろう。

医師に聞いてみると、やはり交通事故による脳損傷が原因だといわれる。

そして医師の口から「高次脳機能障害」と告げられる。

 

 

高次脳機能障害?

聞きなれない病名だが医学の分野では昔からある病名だと知らされる。

MRIなどでは特に異常はみられないものの、精神活動に明らかに変調や障害が起きるのだ。

 

 

いずれにしても、これまでのようなコミュニケーションがとれない不自由さ、何より人格が変わってしまったことで本人はもちろん家族の苦しみも計り知れないものがある。

 

 

信頼し愛していた家族の人格がかわってしまうのだから・・・。

こんな深刻な障害を抱えることになったにも関わらず、後遺障害として認められない、PTSD同様百歩譲って14級なのだ。

 

 

我が国の後遺障害では公園の散歩的にごくごく当たり前に起こっているのである。

 

 

 

 

 

 

ある日突然襲いかかる交通事故に遭ってしまい、精神的障害(PTSD)を理解することで、考えられるさまざまな困難に立ち向かいます。

 

 交通に事故によりトラウマになってしまった場合、後遺障害として

7級

9級

12級

14級

 

 

あり得ないくらい時代錯誤なのだ。

最初にPTSDが認められたのは平成10年だ。

 

 

損保関係者の言い分

 

 

「交通事故でPTSDを後遺障害と認めたのは裁判所の最大限の汚点」

 

 

はい???

耳を疑う。

はたしてそうだろうか。

小学生でもわかることだ。

 

 

 

 

「トラウマ」で後遺障害の認定を勝ち取るためには

やみ雲に「怖い」だけではまず認定は不可能だろう。

PTSDは2種類あると思ってもらいたい。

 

1:米国精神医学会が発表した「DSMーIV」

 

2:WHO(世界保健機関)が発表する「ICD-10」

(余談で、なぜ米国精神医学会なにかというと、当時ベトナム戦争でトラウマになってしまった兵士がワンサカいたため研究が最もすすんでいたらしい。)

 

この2つの基準のどちらの基準かというと「ICD-10」をもとにしているのだ。

非器質性精神障害野等級はこうだ。

 

 

14級「職種制限は認められないが、就労するに多少の配慮が必要」

12級「職種制限は認められないが、就労するにかなりの配慮が必要」

9級「対人業務は無理」

7級「9級を超えるもの」

である。

 

 

認定基準は下記のとおり厚労省(労災補償部保障課障害認定係)発表

1、身辺日常生活

入浴をすることや着替え、清潔保持を適切に行えるか、規則的に十分な食事をとることができるか?

 

2、仕事・生活に積極性・関心事をもてるか?仕事の内容、職場での生活や仕事そのもの、世の中の出来事、TV、娯楽等の意欲、関心はあるか?

 

3、通勤、勤務時間守れるか?規則的な通勤出勤など約束を守れるか?

 

4、普通に作業を持続できるか?就業規則にのっとった仕事は可能か?普通の集中力・持続力をもって業務を行えるか?

 

5、他人との意思疎通、職場において上司、同僚にたいして自主的に発言できるか?他人とのコミュニケーションは適切か?

 

6、対人関係・協調性、職場において円滑な共同作業、社会的行動は行えているか?

 

7、身辺の安全保持、危機の回避、職場における危険等から適切に身を守れるか?

 

8、困難、失敗への対応、職場において新たな業務上のストレスを受けたとき、ひどく緊張したり混乱などをどの程度?適切に対応できているか?

 

 

また上記8つを6段階評価し、PTSD後遺障害を見極めるのだ。

6段階はこうだ。

 

1、「適切またはおおむねできる」

2、「ときに助言」

3、「助言が必要」

 4、「しばし助言」

5、「援助が必要」

6、「できない」

 

 

もちろん下記などは非該当になる。

「元の職場で就くことができる。特に配慮は必要ではない」

 

 

またごくまれに9級を超える7級もあるようだ。

「持続的な人格変化」がそうだ。

 

ex.1,著しく調和を欠く態度と行動

 

2,異常行動は持続的かつ長期間にわたって認められ、エピソード的ではない。

 

3,異常行動は広範囲にわたり個人的、社会的に状況にたいして非適応である。

 

4,通常、職業、社会生活において重大な障害を伴う。

これらの要件を満たすと7級だ。

 

 

 

医師の見どころ。

1,感情の障害

「悲しい、さびしい、憂鬱、希望がない、絶望的、今まで楽しかったことがつまらない」

 

2,意欲の障害

「何ごとにも関心がない、積極的に行動しない、口数がへる、身の回りのことに無関心」

 

3,記憶、意識の障害

「自分が誰だかわからない。」

 

4,知覚、思考の障害

「幻覚(マトリックスの世界に入り込んでいるというと分りやすい)」

 

5,フラッシュバック

「突如、交通事故のときの状態を思い出す。夢にでる。」

 

6,その他の障害

上記5つに分類できない症状、日常生活のリズムがバラバラになる。(睡眠障害、動悸など訴えるが見合った所見を得られない。

 

 

 

判例タイムズなど読んでみても、損害保険料率算出機構の認めるPTSD後遺障害等級はほぼ14級だ。

 

 

 

 

 

問題なのは被害者の家庭生活だ。

社会生活におおきな穴があいてしまっても知らん振りする損保社の対応だ。

自己コントロール力を失って人間関係を築くことさえ難しくなってしまった

人間にさえこの有様だ。

むごい話だ。

 

アメリカのように脳外傷者に特化しそれらを対象にしたモデルセンター的なプロジェクトをスタートすべきだ。

 

全国にPTSD、高次脳機能障害の専門リハビリセンターを造り、それらがネットワークでつながってともに共有し、患者の機能回復、就労社会参加を国は支援すべきだ。

 

 

アベノミクスによる年金問題で

国民を泣かすだけに収まらず

交通事故の被害者保護も計ってもらいたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!【実在する医師の損保アレルギー①】

 

 

大変に高名な方で、「損保、共済の顧問医」あるいは、「日本損害保険協会・医研センター講師をやられている先生はある医学書で貴重なお言葉を述べられています。

立場上、公平準拠に特化せれている御方でさえ、本音が垣間見れるので抜粋してみた。

中身はこうだ。

医師や病院との接触についても、あくまでも人と人との折り合いあることにまちがいありません。交通事故(ムチ打ち)も診療解釈や診療方針統一されていない、実に曖昧摸子糊とした医学・医療という代物(診断書、)が介入するために、話が一層難しくなります。

かつて臨床医として行った「ムチ打ち損傷」に関するアンケート調査で損保会社に対する印象を聞いたところ、「生意気」「高圧的」「不勉強」「越権行為」「患者の苦痛を無視」「単なる点数稼ぎ」「値切り屋」等ヒドイ表現が返ってきたものです。

スムーズな示談や保険給付に向けての協力者であってほしい医師がこのように損保会社をみているのでは話がうまく運ぶ筈がありません。

顧問医、臨床医としての経験、あるいは仲間の医師たちの会話から、医師の間に蔓延している「損保アレルギー」

という難病の原因として、

①以前、ある損保会社の支社にたった1人の担当者が、たまたま無礼な言動をしたことが頭にこびれついて、以後、その思い込みが激しい。

 

 

②日頃の損保社員スタッフの対応が無礼、生意気で腹立しい、なにごとも処理が遅い

 

 

③損保社員に悪気はないのだが、知らず知らずのうちにプロの気に触る言動をしてしまっている。

 

 

などが考えれます。いずれも損保会社側の努力、工夫によりこの難病の発生は予防できると思います。

 

これらの原因を少しでも減らすには、すなわち医師の損保会社への信頼を再び(?)獲得するにはコツコツと地道な努力を重ねていく以外はないでしょう。

 

 

とにかく仲間の医師との会合や医師向けの講演会後の懇親会などで(若干酒の入った)医師たちの口からでる言葉は「アマのくせに生意気」

 

 

という感情が基盤にあることがわかります。

「アマのくせにプロのやることに意見する」「査定する」判断を下すということでしょう。

 

 

しかし、この意見は損保会社の努力、工夫により和らげることができるものです。

 

もちろん医師側にも問題ある人も少なくなく、なかには「不勉強そのくせ傲慢、1人よがり、感情的、」医師という職業に向いていないのではないか?という人も実際います。

 

 

 

こと損害賠償、保険実務に関してはその道のプロなワケなのですからそれなりに賢く謙虚な態度で臨むべきでしょう。

 

 

医師にたいして対抗意識を燃やしたり、攻めの姿勢で臨むひとはまだまだいるようです。

これではうまくいく話もいかなくなります。

 

 

「医師」損害賠償や保険実務の円滑かつスムーズのための協力者と考えるべきです。

 

それにはある程度の医学知識とともに、医師という職業の本質、医師気質といったものを理解していることが必要になります。

 

 

《損保アレルギー》

という難病に患している医師に対しては照会なり面談の冒頭で

 

「なにぶんにも素人で勉強不足、しかもまだ経験が浅いもので、失礼な言動をしたり、ピントハズレなことを聞くこともあるかもしれませんが、その点は何卒ご了承・・・」

 

 

と開き直ってみるのも1つのテクニックかもしれません。

 

 

 

【まとめ】

損保よりである顧問医でさえ本音は「本末転倒このうえない話なのだ。

 

 

これこそ紛れもない実体だ。

法人、組織、営利、大いに結構。

むしろ賛成だ。

 

 

ならばその一方で「共感」も一緒にしようではないか!

 

共感する能力は同じ人間同士可能じゃないだろか?

頼みの医師にさえ明後日(そっぽ)むかれていいのか?

 

反社会的、反人間的に組織のなかで歯車となり、その役割に没することで本来のあなたのもっている人間性を殺してしまうのはもうやめようではないか。

 

ぼくも含め素朴に自分自身の本来の感性を大切にしたい。

 

 

 

続く

f:id:ohikoike:20190516200858j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:【裁判傍聴】令和元6月

f:id:ohikoike:20190516200858j:plain

交通事故 裁判傍聴


 

交通事故の裁判傍聴へいってきた。

上品な初老のご婦人だろうか。

そのご婦人は事故以前から持病である脳の病気によって左半身に軽度のマヒが在存していた。

 

 

リハビリ努力の甲斐もあり、日常生活を支障なく送れるレベルまで回復していた。

 

ところがその矢先、今度は交通事故に遭遇し、頚椎(首)をネンザしてしまったのだろう。

その影響で、もともと障害がなかった右手に新たなシビレが発現し、頚部(首)にも痛みが在存するようになってしまったのだ。

 

 

既存(事故前)の障害である左半身のマヒと交通事故による頚部(首)の痛みと右上肢のシビレ。

 

これらが重なったために、リハビリも満足にできなくなった結果、ご婦人は再び杖を使わなければ歩行ができなくなったらしい。

 

 

日常生活全般が不自由な状態に逆戻りしてしまったのである。

 

ようやく長いリハビリで歩けるようになったご婦人にとって、それは計り知れないほどの辛さであったはずだ。

 

傍聴している誰もが目の前の、いや、普通の理性と感情を持ち合わせている人であれば、この目の前にいるご婦人に対して交通事故の後遺障害としての賠償がなされて当然と考えるであろう。ところが、である。

 

 

 

裁判官の口からは「後遺障害として認めない」つまり損害賠償の対象にはならない。というジャッジなのだ。

 

過去の判例をリサーチしてみたらば、実に自賠責の規定により交通事故前になんらかの障害を負っている人は、

交通事故の後遺障害の認定がなされないケースが少なくなかったのだ。(判例タイムズ)

 

人生をともに、長く歩んできたそのご夫婦にとって、これからの時間はかけがいのないものであるだろう。

 

 

そのためにこそご婦人はリハビリに取り組み、障害を乗り越えてきたのである。

 

 

しかし、ご本人の過失のない事故によって、その大切なこれからの

時間が崩れてしまった。

 

 

もとをただせば、理不尽な自賠責の結論によって・・・・・・・。

 

 

 

たまたま隣に座っているご主人おぼしき方の顔は瞬時に赤くなり怒りに満ち溢れまともにみれなかった。

 

 

 

お二人の気持ちが一切汲み取られずに踏みにじられたことえの無念さゆえであっただろう。

 

 

 

日常ご婦人を見守り支えてきたご主人の、誰にも向けることのできない憤りが、隣に座ってしまったぼくまでにも伝染し、ヒートアップしてしまった。

 

 

 

 

 

【まとめ】

 

このような結果が日常的に津々浦々結審されていていいのだろうか?

 

 

令和に突入してからも池袋、神戸、千葉など各地であってはならない事故が多発するなか、裁判官までとは・・・。

 

 

 

本当無念でいっぱいだ。

根本的改革。

被害者救済を真剣に考えていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:【Q&A6ヶ月目】

インフォームドコンセント則り、心にとどめず必ず医師には思い悩んでいること伝えることでストレスフリーになれます。

 

 

 

 

事故から6ヶ月、このころ気がついたらぼくの左腕は右腕と比べて1.5cmほど、ほそくなっていたのだ。ちなみに生まれつき左利きの関係で通常は左腕が太くておかしくもなく、むしろそれが普通らしい。

 

デキスギ君:「お前もうそれ自覚症状ではないよ!他覚症状だよ!」

ぼく:「なんでこうなったの?」

 

デキスギ君:「左手、左腕に力入っていなかったじゃんか!」

「握力もひらきが25kgもあったでしょ?」「筋肉は使わないと落ちるんだよ!」「例えばギブス取った後って細くなっているじゃんか!」「ギブス付けると2週間で15%、1ヶ月で50%筋肉は減少するんだって」

 

ぼく:「でも、ぼくギブス付けていないのになんで?」

デキスギ君:「力が上手く使えてなくて、筋肉を痛みやシビレを避けたくて知らず知らずにかばった結果だよ!」

「筋萎縮ってやつさ!」

 

ぼく:「マジかよ~これ治るのかよ~。まぁ~でもこれで疑われることはないでしょ?」

「他覚所見だから慰謝料もアップ!」

 

デキスギ君:「お前右腕だけ筋トレしていたんじゃないの?」

「さては左腕を意図的に使わないようにしていたなぁ〜笑」

ぼく:「そんなことしねーよ!」

デキスギ君:「レントゲン、MRIに写らなくても他覚所見だな。」

 

 

 

 

損保社員から連絡が入る。

 

 

 

 

損保社員A:「事故6ヶ月経ちましたので、もうそろそろ症状固定になります。」

ぼく:「症状固定ってなんですか?」

 

損保社員A:「これ以上治療しても改善しないということです。」

ぼく:「確実に治らないってことですか?」

 

損保社員A:「確実に治らないってことではないですが、6ヶ月も経ちますと後遺障害診断書を提出してもらうことになります。」

「認定されますと、あとは後遺障害のお支払いになります。」

 

ぼく:「分りました。医師と相談してみます。」

 

 

 

ぼくはあえてここでは何も言わず電話をきった。

 

 

 

翌日、ぼくはデキスギ君に連絡をいれた。

 

ぼく:「後遺障害診断書を提出してもらうことになりますよっていわれたよ!」

 

デキスギ君:「あっそうそう、被害者請求と事前認定の2つ方法があるんだけども、事前認定は細工されるからナンセンスだからね!やめたほうがいいよ!!」

 

ぼく:「さすがに不払いが多いからって偽造まではやらないでしょ!」

 

デキスギ君:「認定機構に送る前にお前の診断書を見て、それとは別に顧問医【機構側)に意見書をかいてもらい、提出するべき診断書に添付して一緒にだすんだよ!」

「損保社にはプロがいるからね。このような後遺障害診断書の中身を察知し、結論からいうと、14級のものを非該当、12級のものを14級と働きかける意見書を作成する訳さ!」「もちろんその逆パターンは罷り間違ってもまずない、と思っていても間違いないよ。」

 

 

ぼく:「あっ、忘れてた、、やばっ、というか、早く病院行かないと間に合わないから行ってくるよ。」

 

 

病院到着

 

ぼく:「あの~損保社にそろそろ症状固定っていわれたんですが〜?」

医師:「う~んそろそろだね~。」

 

ぼく:「分りました!なら左手のシビレだけ症状固定にします。」

医師:「えっ?」「左手だけ?」

 

ぼく:「ムチ打ちの場合、1年、2年治療して治ったなんて報告書なんて過去にいっぱいありますよね?症状固定っていうのは、これ以上治療しても改善しないってことですから1年、2年治療すれば治るかもしれないじゃないですか???

先生が確実に治らないっていうのであれば、症状固定にしますけど。

 

医師:「じゃ~なんで左手だけ症状固定にするの?」

 

ぼく:「損保社に症状固定っていわれましたし、先生だってもうそろそろって・・・w」「ぼく自身左手は諦めました。でも首は治ってもらわないと困りますから。」

「確実に治らないってワケではないですものね?」

 

医師:「症状固定っていうのは、これ以上治療してもよくならないってことなんだよ!」

 

ぼく:「良くならないってことは、治らないってことだとおもうのですが・・。」「診断書に記載できないことをまさか発言はしませんよね?」

「まともに損保社をお相手にするのは本当に大変だと思うのですが、首は治ってもらわないと困るのです。

 

 

医師:「・・・じゃ~さ左手は首から症状がきているから、首も症状固定にするよ」

ぼく:「そうであれば仮にですよ、左手が治ったとします。その時は首も治るってことですよね?」

医師:「・・・・・。」

ぼく:「左手だけ症状固定にします。」

医師:「・・・じゃ~首はもう少し治療してみようか。」

ぼく:「はい、後遺障害診断書の記載よろしくおねがいします。」

 

 

 

ぼくは左手だけ症状固定にして、後遺障害診断書に記載してもらった。

 

 

 

ぼく:「なぜ左手にシビレがきているのか医学用語を用いて記載してください。」「あと左右の腕周りをメジャーで計り、細くなっていることも証明し、そのことも記載してください。」「過去に深部腱反射で低下が見られていましたよね、再度検査してください。」

 

医師:「あの時は緊張していたから低下が見られていたのかもしれないし、今やってもどうかな~」

 

ぼく:「緊張していませんでしたよ。それにワザと力を入れて低下させるようなこともしていません。

同じ結果ですけど必要書類なので再度検査してください。」「あ、あとレントゲン写真とMRI画像見せてもらえますか。」

「人によって骨の形やMRI画像の出方が変わると思いますけど、この画像は本当に100%異常がない!

といいきれますか?」

 

 

医師:「・・・・・。」

ぼく:「どんな些細なことでもいいんです!

見方によっては異常があるように診えるのではないでしょうか?」

医師:「う~ん」

 

ぼく:「ならば100%正常だというレントゲン、、MRI画像を診せてください」

医師:「人によって骨の形も違うし、MRI画像も人によって写り方が違うんだよ。」

 

ぼく:「では異常があるともいえるのですね?」

医師:「でもMRIを撮ってもらった場所あるでしょ?そこのスタッフが異常はなし!っていうんだからさ。」

ぼく:「ぼくはあなたに聞いているのですよ。それに目立った画像はない!って言われていますよね!?

左手がシビレルってことはC5、C6あたりですか?」

「この部分は本当に本当に見落としはないんですよね???」

「ただでさえ見落としの多いMRI画像ですよ

写っている、写っていないの判断基準もあいまいな点もありますし、

 

医師:「MRIも万能じゃないから写らない場合もある。」

 

ぼく「ぼくの場合左手も細くなっているし、ウソを付いていないって分りますよね?

記載しておいてくださいよ。」

「このあたりに異常があるって。」

「診方によっては異常があるようにみえるのではないでしょうか?」

「絶対に異常があるはずです!

ほそくなっているのですから!!」

 

 

医師:「・・・分った。君の気持ちも分るし書いておくよ。」

 

ぼく:「あと他の医師の見解も記載のほど、頼めますか?」

 

(1人の医師の所見よりも複数の医師の所見があったほうが圧倒的に後遺障害は認定されるのだ。)

 

 

医師:「もちろん私と違う所見になるかもしれないよ。」

「じゃ~、その医師に会わせてください。」「異常がないワケがないのですよ。」

「ぶっちゃけ、MRI画像なんてあいまいじゃ~ないですか?」

「人によって骨の形も写りかたもバラバラなんですから、」

「神経の何ミリのズレがないと発見できない、なんてそもそもおかしいですよね?」

「0.数ミリから痛みが発症するんですから」「ですので0.数ミリのズレを発見してくれるまであきらめませんから!」

 

医師:「細くなっているのですよ!」

「コンマのずれじゃ発見がむずかしいんだよ!」

 

ぼく:「医師も得意、不得意あることはもちろん存じ上げております。

こと画像であればその道に特化、精通されている医師をご紹介いただけませんでしょうか?」

 

医師:「居なくもないけど、、、。」

「分りましたよ。」

 

 

 

 

帰りの道中

 

 

 

「医師へ総合的に強い口調で言い過ぎた」こと

しかしながら「自身の大切な身体の為」

 

動転と葛藤が交差していた。

 

 

病院のパーキングのすみっこに調査員と思われる人影がチラつく。

 

 

監視には気にもとめず、そのままモヤモヤしたまま、病院を後にし帰宅した。

 

 

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:【Q &A5ヶ月目】

 

ohikoike.hatenablog.com

 

 

Q&A5ヶ月目

 

 

モチロン疑うに越したことはない。

であれば、同時に被害者の本当の望むもの

「事故前の体に戻してほしい」

も望んでもらいたいものだ。

最初に訪れるのは強烈なショックと心が麻痺したような辛い日々である。

やがてやってくる、

「現実を認めたくない」という気持ち。

何故なんだ?というこみ上げる怒り。

さらに「あのとき一瞬、気を緩めなければよかった、、」

「悪いのは全部自分なんだ」という自責の念。

現実ではなく空想に逃避したり、

「みんなには変わらない日常があるのに、自分だけこどくなのだ。」と感じる。

大切なので何べんもいう。疑うのは結構。

その一方で被害者救済のための制度を追い求め、

交通事故被害者の人生にキチンと焦点を当ててもらいたい。

 

 

 

事故から5ヶ月目

 

 

ぼく:「休業損害払ってもらっていいですか?」

損保社員A:「その前にですね医療調査というのがありまして、1回お話を聞けたらと思うのですが。」

ぼく:「どうぞ!」

 

損保社員A「いや、あのお互い大事なお話ですし、おケガのことを電話で話すことではないとも思うので、そちらへ伺いますのでお時間を作っていただけないでしょうか?」

 

ぼく:「ぼくのケガのことをききたいのですか?」

損保社員A:「ハイ、おケガもモチロンですが、今後のこともお話を聞けたらと思いますので。」

 

ぼく:「症状のことはぼくは医師ではないので分りませんよ!」

損保社員A:「我々としても直接ご本人から聞くことも必要になってしまうのですよ!」

 

 

ぼく:「そうなんですね、それでぼくはいつ時間をあければいいのですか?」

損保社員A:「急ですとこちらにも仕事上の都合がありますので、そ~ですね~、、2週間先ならいつでも大丈夫です。」

 

 

ぼく:「・・・? そうですか。でしたら〇〇日はあなたのために空けておきますよ。」

 

 

 

ぼくは医療機関とは何か?聞くためにデキスギ君に連絡を入れてみた。

 

 

 

 

ぼく:「損保社がぼくに直接会って話しを聞きたいって言ってきたけど、そもそも医療調査って何?」

デキスギ君:「根掘り葉掘り聞いてくるんだよ!」

ぼく:「はっ?だって聞いてどうすんのよ???」

 

 

デキスギ君:「仮にだよ、お前が会って話したときに極端な話、階段の上り下りできますか?と聞かれてできないとする。」「それが後々に上り下りしているところを見られたら、それはウソをついていることになるでしょ?」「損保社はあらかじめ症状を聞いておいて後々のために対策しているのさ。」

 

 

ぼく:「なんか疑われているみたいで嫌だね。」

「でもさ損保社はどうやってそれを確認するの?」

 

 

デキスギ君:「調査員がコッソリ張り付いて見るんだよ!」「損保社が症状を疑ったとき」「慰謝料等、お金の支払いが高くなりそうだ!と予想されたときなんかは、支払いを必死で抑えるためアラ捜しするんだよ。」

 

 

ぼく:「酒を飲んでいた」「車を運転していた」「重たい物を持っていた」「スポーツしていた」というやつでしょ?

デキスギ君:「そうそう!調査員の前でそんなことしたら番外地だね、そんなことをしてお金なんてもらえるワケないじゃん!」「損保社は正々堂々と減額してくるから」「まったく保険金を払わない。ということもできなくもないんだよ。」

 

 

ぼく:「へえ~知らないことばかりだわ!」

デキスギ君:「身辺調査なんていう話もあるんだよ。こっそり知らないところで家族なり同居者に話を聞く場合もあるんだよ。」「重たい物は持っていなかったか?」という趣旨の質問ね。

 

 

ぼく:「損保社も必死だね!」「というか、未だに保険金詐欺もあるみたいだし、」「年間500件くらい捕まっているらしいよ。」

デキスギ君:「不幸にも不慮の事故に遭い通院生活を送らざる得ない被害者も背景にこのようなことも存在する。まるで犯罪者のように扱われ疑う。ヒドイ話だ。」

 

 

続く。

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:【Q&A4ヶ月目】

 

 

 

 

事前に損保社の指定する病院のカラクリを知ることで,さまざまな問題を回避できます。

 

 

 昨晩、知人の看護士からラインをもらった。どうやら交通事故で入院していた患者さんから手紙をもらったらしく抜粋すると中身はこうだ。

「結婚するのは諦めた。彼氏にも振られた。こんな身体で受け入れてくれる人はいるのでしょうか。

入院中の感謝の意と自分自身の身体のへの不安、将来への不安、さまざまな不安に襲われて、絶望し、思わず知人に漏らしてしまったのだろう。

ラインを何べんも読み返し、その依頼者の心の声に触れて、その女性の失ったものを深く想像してしまった。

たった一つの交通事故によって、当たり前にあるはずだった幸せが失われたこと、後遺障害と一生付き合っていかねばならないこと・・・・・。

 

本当に被害者の置かれた状況やどのように感じたかを知らずして、どうやって賠償額が決定できるのだろうか?

被害者のこのような心の声を一切無視し、賠償額の決定に心の声を反映させないシステムそのものに疑問は膨らむ一方だ。

 

 

 

 

 

 

 

事故から4ヶ月

ぼく:「今月の休業損害払ってもらっていいですか?」

損保社員A:「いつごろに働くおつもりですか?」

ぼく:「医師しだいです」

損保社員:「・・・そうですか。」

ぼく:「医師と相談してからになります。」

ぼく:「はい。」

損保社員:「医師はなんといっていましたか?」

 ぼく:「医師によって三者三様です。」

 損保社員:「1回書類に目を通したいので、またの連絡になりますがお時間の方はいつ頃がよろしいでしょうか?」

ぼく:「いつでもいいです。」

損保社員:「わかりました。再度ご連絡させてもらいます。」

 

 

翌日、損保会社より連絡入る。

 

 

損保社員:「書類に目を通させてもらいました。それでですね、相対的に判断したところ、他の病院でみてもらうことも必要かと思うので指定の病院で診てもらっていいですか?

ぼく:「いいですよ!ドコに行けばいいですか?」

損保社員:「〇〇市にある△△病院です。」

ぼく:「わかりました。明日にでも行ってきますよ!」

損保社員:「働けるのか、聞いてみてください!」

 

 

ぼくはその日の夜デキスギ君に電話をかけた。

 

ぼく:「指定の病院で診てもらえっていわれたよ!」

デキスギ君:「それは損保社がよく使う手口だよ! 損保社は病院に対してかなりの客を紹介して病院は儲かる。もちろん病院側はこれからも客を連れてきてもらいたいから損保社が有利になるようなキワドイことをいう。そして損保社も儲かる。」

「営利関係で結ばれている以上は損保社の味方とみて間違いない。」

「法律に触れないのなら、というか、捕まらないのなら道理に反することでもやる。」「だって営利を目的とした企業だし、不払い件数がいい例だよ!」

「約款にも書いてある以上断れないしさ!」「そんな時はボイスレコーダを持っていけばでも大丈夫!」「「レコーダを目の前に、損保社よりの適当なことは言えないからさ!」

ぼく:「なるほど!!ボイスレコーダを置く理由としては自分の症状を事細かく聞いておきたいからって言えばOKだね。」

 

こうしてぼくは損保社に指定された病院へむかったのだった。

 

 医師:「ドコが痛いの?」

ぼく:「首、左手です。」

 

ぼくの身体をグリグリ回す。

 

ぼく:「痛いです!もうちょっとやさしくできないのですか?」

医師:「ちょっと握力を計測しようか」

ぼくは力いっぱい握った、結果、右:40、左:15

医師:「はっ?もう1回やってみて」

ぼく:「やはり一緒です。」

医師:「ちゃんとやって!」

ぼく:「ちゃんとやってとはどういう意味ですか?」「こんなにやる必要あるのですか?」「何回もやる必要がある場合、文章として簡潔に診断書へ記載してください」

医師:「・・・そっか~15kgしかないか~」

ぼく:「損保社から働けるのかどうか聞いてきてくれっていわれています。」「ぼく自身無理すれば働けます」

「ただ、無理して働いて治療が長引いたり、後々に症状が残存とか非常に困るのですけど、働けます?」

医師:「う~ん・・働けるのであれば、そうしたほうがいいしね!何の仕事?」

ぼく:「介護です。入居者の介助全般です。」

医師:「日常で支障はある?」

ぼく:「やってはいないので分りませんが、痛みやシビレで恐らく針で刺されても気がつかないと思います。」

医師:「そっか~・・・じゃ~むりしないほうがいいね。」

ボイスレコーダの威力、恐るべし!

損保社へ連絡いれ。

ぼく:「医師から働かないほうが良いっていわれました。」

損保社員A:「そっそっそうですか・・・。」

ぼく:「払ってもらっていいですか?」

損保社員A:「分りました・・・。」

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:Q&A【通院3ヶ月目】

 

www.tsuuinnsennmongakkow.work

 

 

www.tsuuinnsennmongakkow.work

 

事故から3ヶ月経過して、生活が苦しくなってきたのでぼくは損保会社へ電話したのだった。

 

損保社員A:「通常、休業保障は2ヶ月分しかでません。」

ぼく:「確実に2か月分しかでないのですね?」

損保社員A:「そうなってしまうのですよね・・・。」

ぼく:「分りました。でしたら約款の何ページに2ヶ月分しか出ないと、書いてありますか?」

損保社A:「・・・2ヶ月目以降は医師の判断が必要になるのですよ!」

ぼく:「さっき確実にでないっていわれたじゃないですか?」

損保社員A:「医師の判断がないとって意味でいったのです。」

ぼく:「そうですか。医師に聞けばよろしいんですね?」

損保社員A:「はい。」

ぼく:「わかりました。」

   「あと、聞いておきたいことがあるのですが」

   「仮に無理して働いて治療が長引いた場合など、慰謝料などキチンと払ってもらえますか?」

損保社員A:「それはその時の状況によります。その場にならないと分りません。」

 

翌日、ぼくは早速医師に聞いてみたのだった。

 

ぼく:「昨日損保社さんから先生に働けるか聞いてみてくれっていわれたのですけど、」

「無理して働いて治療が長引いたりしても困りますし働けます?」

医師D:「働けるのなら働いたほうがいいしね~、働けないのならそのほうがいいし・・。」

ぼく:「ぼくの勤め先の高齢者老人ホームで入居者の車イス等に移乗の際、力が入らず怖いです。」

医師D:「であれば、無理しないほうがいいね。」

ぼく:「分りました。無理しないようにいたします。」

 

翌日

医師B:「別に歩けないわけではないのだから、働いても大丈夫だよ!」

ぼく:「ムチ打ちで歩けない人がいるってことですか?」

医師B:「いやいや、、歩いて辛くなるの?」

ぼく:「ぼく前に20~30分立っていると辛くなるといったと思うのですが、カルテとかに書かれていないのですか?」

「先生キチンと記載してください!ぼくは無理して働いて治療が長引いたりしても困りますし、首などに負担をかけたばかりに治るものも治らなかったりでは困ります!」

医師B:「徐徐に慣らしていくというのも大切ですよ」

ぼく:「医師法が指す医師のあなたが首に負担をかけることが大切だといったことを忘れないでくださいね!」

「治療が長引くこともなければ、治らなくなることもない!」

と記載してください!

医師B:「そのようなことは書けない!」

ぼく:「記載してもらわなければ働けません!仮に働いて治療が長引いたり、無理して働いて治るものも治らなくなったりしたら大変な問題になります。」「あなたの指示に従ったという証明のためキチンと記載しておいてください」

医師B:「・・・じゃ~もう少し様子をみてみようか!」

 

翌日

医師C「あなたは患者であって医者じゃ~ないんだよ!!」

「医者の私が働けるっていっているのだよ!!」

ぼく:「そんなもの無理すれば働けますよ!」

「ぼくはただ働いたことによって症状が変わらないのか、っと聞いているのですよ。」

「働いたことにより治療が長引いたり、治らなくなることはないのですか?っと、きいているのですよ!」

医師C:「そんなことはその時にならないと分らない!」

ぼく:「ということは、そうなる可能性そして予測もつくのに関わらず、働け!っということですか?」

医師C:「別に働けとはいっていない!働けるっていっているんだよ!」

ぼく:「片腕がなくなろうと働けますよ!」

「症状は変わらないのかって聞いているのですよ!」

「長引くこと!」

「治らなくなること!」と

聞いているのです。

医師C:「働けるってことしかいえない」

ぼく:「あなたが働けるって診断を下すのは大いにして理解できます。・・・無理すれば実際働けますし・・・でも働けるって診断を下されてしまったら、休業損害がもらえなくなってしまうのですよ。別に休業損害をもらわなくても働いて給料をもらえればいいです。本当に。損保社へ連絡して、無理して働いて治療が長引いたり、治らなくなった場合、慰謝料などキチンと払ってもらえるのかどうか聞いてみたところ、分らない!とのことです。無理して働いて慰謝料など払ってもらえないわ!治療費は打ち切られるわ!治らないわ!なんてことになったら本当にこまりますし、眼も当てられません!」

 

医師C:「分った。様子をみよう!」

 

 

【まとめ】

 

通院3ヶ月に突入するとQ&Aのように、医師

性格そして損保社による風当たりの強さはさらに輪をかけ増すだろう。

損保会社そして医師、そもそも突然の事故で傷害を負ったあなたは、痛みの苦しみだけではなく後遺障害の恐れなど、これまで体験しなかった不安に襲われる。

そして突然の環境の変化、仕事を休むことによる不安など、精神的に不安定な状況に置かれるのが常である。ところがそんな精神状態に追い討ちをかけるような損保会社や医師からの心ない言葉や態度の傷つくのだ。

自らの状況が誰にも理解されないという孤立感から精神的にまいってしまう被害者が後を絶たないのだ。

せめてこの記事を読んでもらったあなたの、

少しでもお役に立てればと切に思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

【体験談】僕の後遺障害専門学校公開します!:Q&A【通院2ヶ月目】

Q&Aを用いて公開します!

 二ヶ月目の具体的なやりとりをQ&Aにて公開します!

 

 

【Q&A】

 

(前回続き)

 

事故発生2ヶ月目

 

Q5

医師B:「おかしいな~・・・。痛いはずないんだけどな~・・・」

ぼく:「じゃ~なぜ痛いのですか?」

医師B:「分らない。レントゲンにも異常はないし、でてなきゃ痛いはずがないんだよな~・・・。」

ぼく:「症状がある場合、確実にでるのですか?」

医師B:「あ~でる!」(声をあらげながら)

ぼく:「じゃ~、ムチ打ちで苦しんでいる人たちはみんな12級ですね」

医師B:「・・・・・」

ぼく:「あなたの言うように症状がある場合、確実にでるのであればぼくは、ウソをついていることになります」「なのに、今日まで通院ができる状態だったのは何故ですか?」

医師B:「痛いっていう以上、診察しなくちゃいけないんだよ!」

ぼく:「あなたはぼくに症状がないっていっているのと一緒です。」

「ぼくがウソをついているっていうのなら、分りました。」

「あなたが先ほどいわれた、症状のある場合は確実にMRIにでるっていわれたことをカルテでも何でも構わないので書いておいてください!」

医師B:「・・・・・」(沈黙)

ぼく:「医師であるあなたがぼくには症状はないというのだから今日で通院を辞めます。」「あとあとの為にあなたのいわれたことを証拠として録っておきたいので、診断書に書いてください。」

医師B:「・・・とりあえず引き続きリハビリして様子みて!」

 

 

Q6

医師C:「引き続きリハビリしてください。あっ1日おきくらいでいいですよ!」

ぼく:「とびとびで治療して、あとあとに症状が残ったりしても困るのるのですけど、、そのようなことはないでしょうか?」

医師C:「・・・・・」

    「では毎日来てください。」

 

少し前にデキスギ君から聞いた話

デキスギ君:「仮に1日置きで治した場合、1日15日通うことになる。

15日でも慰謝料は変わらないけど、後遺障害が残った場合、通常の後遺症と違って、逸失利益の喪失期が1年~満額と大きく違いがあるんだよね。」

 

「そもそも逸失利益って生涯得られた利益だから、仮に逸失利益の喪失期間が、5年と判断された場合、5年で治るっていわれたようなものだよ」

 

「ムチ打ちはその症状に自分自身なれるから喪失期間が短い、って人いるけど慣れたからって以前と同じ働きができるかどうかは別問題、

 

「どんな症状だろうと命に危険がない限り精神的には慣れてくる。(慣れない場合も有)」

 

「だからと言って以前と同じ働きができるかって、いうのはないって分るよね?」

 

「話がとんじゃうけど、1ヶ月15日で通っていた場合、損保社は毎日通っていた訳じゃないのだから毎日通うほどのケガではなかった。

となる。(状況証拠)」

 

「だから逸失利益にはこれだけとする。」(何でも理由こじつけて減額)

終いには「毎日通わないせいで治療が長引いた」といわれかねないからね!

 

ぼく:「まぁでも今のところで、後遺障害が残るかなんて分らないから、毎日治療やリハビリをした方がよさそうだね!」

 

「そして何で15日でも30日でも慰謝料は変わらないの?」

デキスギ君:「損保社はもの凄いシステムを作ったんだよ!」

「1日×2ってシステムを」

 

僕:「ンンン?」

デキスギ君:「月に15日でも30日でも慰謝料は12万位(自覚症状)」「毎日通って12万は安すぎるって反論があったんだよ。」

 

「そこで損保社はこう考えた:1ヶ月の内で1日に対して2回通ったことにしますよ!って」

 

「そのことによりどういうことが起きるのか?」

「安いという野党がへる」

「心理的に15日しか通わない人が大勢でてくる」

「15日しか通わないのだから治療費も安くすむ」

 

 

「後遺障害が残った場合、毎日通うほどのケガではない!との状況的証拠を作れる」

 

「後遺障害での支払いを減額できる。」

 

「本当に痛いのか?というものさしにもなる。」

 

 

ぼく:「なるほどね!いわれてみるまでぜんさぜん気にもとめていなかったよ。」

 

 

 

このころもぼく達は雨がバチャバシャ降ろうとビュンビュ~ンと風がふこうとも、毎日通った。

 

 

 

ぼく:「つ~かさ、ぼくもソロソロ働かないとヤバイんだよね!」

「職場の社長に怒鳴られたよ。」

 

デキスギ君:「働いた場合無理して働くわけだから、治療が長引く可能性だってあるよ!」

「あらかじめ損保社に、無理して働いて治療が長引いた場合、慰謝料などちゃんともらえるのか聞いいたほうがいいよ!」

 

 

「働いたから長引いた!」

「なんていわれたて、長引いた期間、慰謝料などカットなんていわれない為ににさ!」

 

「働いた場合、後遺障害が残ったのは被害者が働いているからだ!」(医師の判断で働いたっていってみたところで、

「しょせん働ける位のケガ」ってなるよ)あなたにも非があるのだから〇〇しか払えません!なんてことになりかねない。

反論しようとわめこうとも、なにが原因で後遺障害が残ったのか(もともとは交通事故

お互いに証拠がないから、結果的に水掛け論となり、中間地点で折り合わざる得なくなる。

 

 

交渉の材料にしてくるから

徹底して治療努力だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

www.tsuuinnsennmongakkow.work